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代表挨拶

【これまでのあゆみ】

新生リケンベッツファーマは、70年以上の歴史を誇る理研畜産化薬と田村製薬の製造経験と品質良品を受け継いだ、未来志向の動物用医薬品製造会社です。理研畜産化薬は止瀉剤『ビスキノン末』、乳房炎軟膏『ホーミング 』を代表とする畜産薬、抗菌薬『水産用バシックス』『水産用エリスロ200』などの水産薬で昭和平成時代の動物薬業界を牽引してきました。田村製薬は国内初の動物用『ペニシリン』の他、『マイシリン』、『トライキル※※ 』、『カウグルコン 』といったオリジン製品を数多く生み出しました。また、現在の公益社団法人動物用医薬品協会の前身である日本動物薬事協会の設立に参画するなど、畜産薬業界のリーディングカンパニーでした。

現在は終売 ※※現在は他社販売

理研畜産化薬は2016年に旧リケンベッツファーマとなり、経営方針3Cを掲げ、経営再建と業界貢献に取り組んでまいりました。

① 経営改革(Change)

若手を中心とした合議制を導入し、組織全体の意思決定プロセスを迅速におこない、かつ透明性の高い経営体制としました。これにより新たな企業理念と社会貢献目標が設定され、CRS活動への取り組みが始まりました。

② 生産力強化(Choice)

医薬品製造会社は資材調達から営業販売まで、多岐にわたる業務と部署が集まります。設立当時、積極的な製品整理を行いコア製品に経営資源を集中させ、最新機器や新たな生産技術の導入により生産力の強化を行いました。

③ オリジン製品(Challenge)

従来の畜産薬製造(主に粉剤、軟膏剤)に加えて、ペット用嗜好性シロップや錠剤の生産体制を新たに整えました。嗜好性錠剤のLCP技術や水産用フレーバー散剤など、製品にこれまでなかった付加価値をつけることを得意技術として、それらを取り入れたオリジン製品の量産化、安定供給の生産技術の向上に力を入れました。特に水産用製品は特許を取得し、得意技術が目に見える形で評価されるようになりました。

【新生リケンベッツの未来展望】

旧リケンベッツファーマと田村製薬は2024年に経営統合し、畜産・ペット・水産薬など全動物種の医薬品を生産する総合動物用医薬品メーカーとして新たな歴史を歩みだしました。私たちは常に未来を見据えた「工場改革」「生産改革」「意識改革」を推進します。

① 工場改革

私たちの工場は「Made in Ogose」のブランディングを目標に、生産技術と製造に特化した取り組みを進めています。近年では、越生工場の用地拡大と9号棟新設(注射剤)を始め、梅田工場の倉庫棟の増設など、ハード面を充実させています。また、当社工場は、大量生産を要する牛用製剤、嗜好性向上が難しい犬猫用経口剤、速やかな溶解が求められる水産用薬浴剤など、異なる動物種・剤形はもちろん、大量一括生産から小規模生産まで幅広いニーズに対応し、高品質な製品の提供を続けてまいります。

② 生産改革

私たちの工場は、労働生産性を重視した令和式の工場です。少子高齢化が進む中、労働力不足や畜産業界の衰退といった課題に対処する必要があります。効率的な製造方法でかつ適切な価格で提供するための「生産効率の追求」、広大な生産用地を活用した剤形別生産棟の新設、多様なスキルを持った人材を育成する「マルチスキル化」など、新しい概念で日本の生産技術に貢献します。また、新たな生産技術を医薬品開発に集結し、「生み出す力(生産技術力)」を向上させます。

③ 意識改革

今までの固定概念を検証し、「週休3日制導入(高齢者優遇)」、「ジョブチェンジ(適材適所発見)」、「計画的サマーバケーション(休暇充実)」、「土曜日製造稼働(平日有効活用)」など様々な柔軟性の高い働き方を実現しています。社員のライフスタイルに合わせて働くことができ、社員がより良いパフォーマンスを発揮できるよう支援します。

現行製品の安定供給並びに量産化はもちろんのこと、日本にしかない古き良き製品の生産維持や復活にも取り組んでいます。例えば、「観賞魚用メチレンブルー」「観賞魚用エルバージュ」などは他社の事業承継により、市場への製品供給を維持してまいりました。受託製造や事業承継を積極的に受け入れ、充実した製品と安定供給をお約束いたします。私たちは技術開発型の動物用医薬品メーカーとして成長し続けます。

リケンベッツファーマ株式会社
代表取締役 獣医師 島田洋二郎


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